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よくあるご質問

  お客様よりお問い合わせの多い質問とその答えを紹介しています。

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  • 当社の製品は皆様の大切な人やペット、大事な物の周りでご使用いただいております。ここでは、皆様の大切なご家族にとって最善の選択をしていただくために必要な情報をお届けしています。

  • 消費者ニーズ、または、消費者に気に入ってもらえるだろうと思われる新しいアイディアからスタートします。消費者、小売店、供給業者、その他から情報やアイディアを集めます。次に、製品の用途、効果、潜在的な製品ライフサイクルやその他の要因を検討して、製品開発のプロセスに移ります。SCジョンソン社Greenlistという自社開発の分類体系を使って、環境と人体への影響を基に科学者が評価し、ご家族が信頼できる成分を選びます。製品の仕様が決まり、それが性能と品質の基準を満たすものとなったら、製造チームが仕様書に従って製品を生産します。そして、さらに品質検査にかけます。

    私たちの最終的な目標は、革新的で品質が高いという伝統に恥じない信頼できる製品を常に皆様にお届けすることです。Greenlistプロセスの詳細については、ここをクリックしてください。

  • SDSは安全データシートで、MSDSは製品安全データシートです。これらは業界で使用される化学製品に対し、法律で義務づけられています。業務用は家庭用と異なるため、たとえば、清掃会社によって大量に用いられる場合や、200リットル近くの容器で大量に出荷される場合など、製品が典型的な家庭使用以上の頻度、期間、濃度で使用される場合に、SDS/MSDSで必要な詳細情報を提供しています。–SDS/MSDSは、このような状況で製品の取り扱い、保管、廃棄の方法を知る必要のある企業や救急隊員向けに作成されています。通常の家庭用品の使用にそのまま適用することはできませんが、SDS/MSDSを必要とする方々のために、このサイトの各製品ページから簡単にアクセスできるようにしています。

  • 最初に成分公開のプログラムを立ち上げたとき、私たちは単一の命名体系として、化粧品原料の国際命名法であるINCI名を使用して簡潔にすることを目指しました。これらは化粧品や洗顔用品で見慣れている用語ですから、ほとんどの方に理解しやすいと考えました。

    ただし、INCI名は化粧品業界に特化されていることから、当社が使用している一部の成分はINCI名のリストに含まれていません。このような場合、当社は米国家庭用製品業界で共有されている成分辞書を参照しています。当社は、INCI命名法を決定した米国消費者特殊製品協会(CSPA)を通じて業界協業に参加していました。

    したがって、当社の成分名はグローバルINCI命名法と米国CSPA用語集を組み合わせたものになります。ほとんどの場合は、両方の名称が同じですが、異なる場合は、業界で最も一般的に使用されているか、消費者が一番理解しやすい名称を用いるようにしています。一例として、成分に水が使用されている場合の呼称があります。英文INCI名ではaquaです。当社ではCSPAの用語集に従って、単に「水」と呼んでいます。

  • すべての原料は「化学物質」であることを覚えておいてください。化学物質は、私たちの食べ物、衣類、空気をはじめ、あらゆる物の基本構成要素です。たとえば、水は化学物質の水素と酸素の結合体(H2O)で、空気は窒素、酸素、二酸化炭素、その他の気体の融合体です。また、自然界には、ヒ素やシアン化物のように、有毒な化学物質が大量にあります。重要なことは、環境面での持続可能性など、さまざまな理由から、合成成分の方が良い選択肢になる場合もあるという点です。たとえば、森林の持続可能性を考えずに収穫し続ければ、ヤシ油のような天然成分を使うことは森林破壊などの悪影響につながります。そのような場合は、代替の合成成分を使用する方が理に適っています。当社は自然界に存在する成分も使用していますが、それは当社の自主基準を満たしている場合に限ります。

  • 両方が重要ですが、鍵となるのは用量です。こう考えてください。大半の人は、水が無害な化学物質であることに同意します。しかし、水でさえ飲み過ぎれば命取りになります。製品開発で重要なことは、最適な化学物質を選んで目標を達成し、鍵となる成分を最小有効濃度で使用して目的の結果を得ることです。

  • アスベストやヒ素のような化学物質は非常に危険な毒性を示しますが、ほぼすべての化学物質にはある程度の毒性を伴います。たとえば、食塩がその例です。食塩は控えめに使用すれば、食事が美味しくなります。しかし、大量に摂取すると、高血圧の因子になることがあります。では食塩は有害なのですか。答え:食塩は過剰に摂取すると有害ですが、適度に摂取すれば有害ではありません。重要なのは、使用される量、つまり用量です。

  • これについての議論は、化学に関する法律や法規制に関連していることでもあり、耳にすることもあるでしょう。「ハザード」はその成分がもつ危害の要因です。たとえば、食塩のハザードは、高血圧の一因となる場合があることです。「リスク」は「ハザード」にさらされることで起こりうる危害の起こりやすさです。たとえば、食塩の例を挙げると、あまり多く食べなければ高血圧のリスクは低くなります。つまり、リスクとは、ある成分の、そして人がその成分を受容した量(曝露量と曝露していた期間に関わります)のハザードの度合いのことです。–ハザードのある成分は有害だと主張する人もいます。しかし、食塩の例のように、ハザードは多くの場合、容易に管理できます。

    当社では、リスクをベースにしたアプローチをとっています。つまり、

    •  現地の法令に従って、有害な特性を持つ成分を安全なレベルに制限しつつ、その効果を働ける最低濃度に保つ。

    •  即効性のある製品を設計して、曝露の量と時間を減らす。

    •  曝露の少ないパッケージを考案する。たとえば、皮膚アレルギーを引き起こす可能性のある製品は、漏れ防止型容器に充填する。

    •  ラベルに明確な手順を表示して、製品の使用に伴うリスクが高まるような誤用を防ぐ。ラベルは理由があって貼付されています。必ず読んで、説明に従ってください。

  • 香料の供給元と緊密に連携し、人体と環境の両面で香料の成分を評価しています。当社は、事業拠点各国の法規制上の要件、および国際香粧品香料協会(IFRA)で指定された基準を満たしています。

    また、当社では香料成分をさらに厳密に検証しています。IFRAの基準だけではなく、当社の自主基準にも従って評価します。まずIFRAのリストから始め、次に独自の要件を適用します。これらの内部要件は、発がん性、変異原性、生殖毒性など、IFRAと同じ基準に照らして検証することもありますが、異なる見解を採用する場合もあります。また、成分に対する消費者の信頼や別の科学的観点などの追加要因を考慮する場合もあります。

  • いいえ。特殊な状況では、容認されない材料の使用を認めていますが、通常はその使用に期限を設けています。ただし、このような例外扱いは容易に通るものではありません。まず、Global Product Safety and Environmental Affairs(グローバル製品安全性・環境対策部)の部長に、例外扱いが必要な理由と終了日の案を説明した申請書を提出する必要があります。承認された場合は、チーフ・サステナビリティ・オフィサーの承認も受けなければなりません。

  • まず、重要なことは、例外が認められる場合は、SCジョンソン社で成分に疑問を抱いていても、一定レベルでは安全に使用できるという確証があるからで、当社ではその限度を超えていないという点です。その場合は、次のような理由で例外を認める可能性があります。

    • 当社が購入する品に容認されない成分を供給元が添加していることが判明した場合、処方を変更してそれを排除するまで例外を設ける必要がある。
    • ブランドまたは製品を買収してから、当社で容認されないとされた材料が含まれていることが判明した場合、処方を変更するまで例外を設ける必要がある。
    • すでに承認を受けた製品で、「容認されない材料」を除外した処方に変更した場合は、新処方の当局による承認を待つ必要がある。

  • そうとは限りません。天然原料で作られた製品の方が、合成原料で作られた製品よりアレルゲンを多く含んでいる可能性もあります。たとえば、天然原料で作られた香料の方が、主に合成原料で作られた香料より、アレルゲンを多く含んでいる場合があります。

  • これらは、特に柑橘系、フローラル系、針葉樹系の香りをベースにした多くの香料の一般的な構成成分です。香料によっては、当社の処方にこれらの原料が含まれています。26種類の原料すべてについて、アレルギー反応を起こさない安全なレベルが確定され、国際香粧品香料協会(IFRA)基準の基盤となっています。当社の香料は、これらの原料を製造時に必要最小限の濃度で使用し、国際香粧品香料協会(IFRA)が確立した基準と適用法に従って、常に安全レベル内で使用しています。EU 26のアレルゲンが1つまたは複数使用されるたびに、法律に則って必要があれば、それぞれを製品ラベルに明確に表示しています。

    このようなアレルゲンの命名方法は多数ありますが、EU化粧品規則で参照されている一般的な名称は以下のとおりです。

    •  2-Benzylideneheptanal (Amyl cinnamal)
    •  Benzyl alcohol
    •  Cinnamyl alcohol
    •  3,7-Dimethyl-2,6-octadienal (Citral)
    •  Phenol, 2-methoxy-4-(2-propenyl) (eugenol)
    •  Hydroxycitronellal
    •  Phenol, 2-methoxy-4-(1-propenyl)- (Isoeugenol)
    •  2-Pentyl-3-phenylprop-2-en-1-ol (Amylcinnamyl alcohol)
    •  Benzyl salicylate
    •  2-Propenal, 3-phenyl- (Cinnamal)
    •  2H-1-Benzopyran-2-one (coumarin)
    •  2,6-Octadien-1-ol, 3,7-dimethyl-, (2E)- (geraniol)
    •  3 および 4-(4-Hydroxy-4-methylpentyl) cyclohex-3-ene-1-carbaldehyde (Hydroxyisohexyl 3-cyclohexene carboxaldehyde) (HICC または Lyral®)  
    •  4-Methoxybenzyl alcohol (Anise alcohol)
    •  2-Propenoic acid, 3-phenyl-, phenylmethyl ester (Benzyl cinnamate)
    •  2,6,10-Dodecatrien-1-ol, 3,7,11-trimethyl- (Farnesol)
    •  2-(4-tert-Butylbenzyl) propionaldehyde (Butylphenyl methylpropional)
    •  1,6-Octadien-3-ol, 3,7-dimethyl- (Linalool)
    •  Benzyl benzoate
    •  3,7-dimethyloct-6-en-1-ol (Citronellol)
    •  2-Benzylideneoctanal (Hexyl cinnamal)
    •  (4R)-1-Methyl-4-(1-methylethenyl)cyclohexene (limonene)
    •  Methyl heptin carbonate (Methyl 2-octynoate)
    •  3-Methyl-4-(2,6,6-trimethyl-2-cyclohexen-1-yl)-3-buten-2-one (alpha-Isomethyl ionone)
    •  Evernia prunastri extract (oak oss extract)
    •  Evernia furfuracea extract (treemoss extract)

  • 人によっては、特定の成分にアレルギー反応を示す場合があります。そのようなアレルギーがある場合は、かかりつけの医師に相談することをお勧めします。あるいは、製品をご使用される前に、当社のお問合せ窓口にご連絡いただければ、お客様に適した製品をご紹介いたします。045-640-2111までお問合せください。

  • 皮膚アレルゲンとなる可能性のある物質は、当社の製品または当社の製品と同じような家庭用製品には、アレルギー性過敏症を発生させないよう少量しか使用されていません。しかし、アレルギーの既往症をお持ちの方には、低度の曝露量でも反応が生じる場合があります。

  • 当社はお客様がご自分やご家族のために適切な選択をできるように、当社製品に何が含まれているかを紹介するように努めています。当社では、皮膚アレルゲンの可能性のある成分は、ごく少量のみ使うように注意しており、アレルギー反応やアレルギー性過敏症を発生する可能性はわずかです。しかし、食品アレルギーをお持ちの方と同じように、香料物質に対するアレルギーの既往症をお持ちの方には特定の成分がどこで使用されているかを知っておくと、役立つことがあります。

  • 効果があり、かつ皮膚アレルゲンとなる可能性がある成分を全く含まないクリーナーを開発するのは難しいでしょう。重要なことは、製品に表示している用法通りに使用したさいに、アレルギー反応の原因となったり、アレルギー反応を誘発してはならないということです。

  • アレルギー反応を引き起こさないレベルでしか使用していないとはいえ、もし反応が出たら、製品の使用を中止して、かかりつけの医師に相談するか、米国皮.

  • 科学者、政府機関、EUのすべてが、洗い流すタイプの製品においては、成分量が0.01%未満であれば、反応を引き起こす可能性が低いと合意しているからです。この情報公開への新たな取り組みでは、皮膚アレルゲンとなる可能性のある物質は、EUと同じ基準の0.01%のレベルまで公開します。

  • 消費者の皆様は、香りが好きだとおっしゃいます。なぜなら、香りはお住まいを特別なものにする力があるからです。香りは空気を新鮮にしたり、多くの人が望むお掃除したての雰囲気を作り出すことができます。香りが好きでない方向けに無香料の製品もご用意していますが、製品調査からは大半の方が香料入りの家庭用品を好むことがわかっています。

  • SCジョンソン社の香りのパレット(香料原料)には約1,300の成分がありますが、一般に使用されている2,000の成分を、SCジョンソン社の基準を満たしていないという理由で香りのパレットから除外したことも忘れてはなりません。典型的な香りでも50種類もの成分で構成されています。複雑な香りになると50~200種類の成分を混合する場合もあります。原料に1,300の選択肢があると、当社の調香師に独創性を発揮する余地を与えることができ、皆様の期待に沿えるような素晴らしい香料を開発することができます。

  • ファミリーカンパニーである当社にとって、SCジョンソン社製品をお使いになるご家族の健康と安全以上に大切なことはありません。当社がグローバルで詳しい成分情報を消費者に公開した最初の会社であり、製品の含有成分について消費者にありのままに伝える姿勢を崩していないのは、これが理由です。当社では、環境と人体への影響に基づいて成分を評価し、ご家族が信頼できる成分を選ぶように全力を尽くしています。

  • 今日の社会では、天然の成分を使うべきだとよく言われます。食品から衣類、その他の製品にいたるまで、天然素材の方が健康的で、資源と環境の保全に貢献するという考えです。しかし実際は常にそうであるとは限らず、合成素材が天然素材より毒性が強いとは言えない場合も多くあります。

    たとえば、リモネン(d-Limonene)は多くの天然香料に含まれる物質で、柑橘類の皮にも含まれています。リモネンは皮膚アレルギーを引き起こすことがあり、量によっては河川の微生物に害を及ぼす可能性もあります。その他多くの天然香料成分にも同様の危険があります。実際、オレンジの皮に含まれるリモネンの量は、EUでは皮膚アレルギーの危険度では有害(Harmful)に分類され、環境に関しては水性環境有害性の絵表示(枯れ木と死んだ魚)に分類されるに足る量となります。従って、合成リモネンを使用している多くの家庭用品には水性環境有害性の絵表示が書かれたラベル表示が義務づけられ、実施されています。

    では、天然香料の使用を全て避けた方がよいかというと必ずしもそうとは限りません。同等かそれより優れた特性の合成成分の使用についても同様です。香料成分が適切な濃度で製品に使われている限り使用に問題はありません。そして、これは天然成分と合成成分の両方に当てはまります。

  • SCジョンソン社の製品は、皆さまの大切な人、ペット、物の周りでご使用いただいております。だからこそ、私たちは環境や人体への影響に基づいて成分を厳密に評価し、それを率直に伝えています。ラベルに「無香料」または「フレグランスフリー」と表示されているSCジョンソン社の製品は、香料や香りの成分を含んでいません。「無香性」と表示されている少数の製品には、製品の原料から発散される匂いを中和するために特別に配合された香料が使用されているため、無臭の製品になっています。詳細については、このサイトの香料セクションをご覧ください。

  • 当社では、適用されるすべての法律や規制を満たして製品を設計しています:

    • 不正ラベル、詐欺広告、不公正取引競争から消費者を保護する景品表示法、消費者契約法、消費者基本法、不正競争防止法を含む消費者保護規制。
    • 消費生活用製品の製造および販売を規制する消費生活用製品安全法。
    • 原料を規制する化審法。
    • 医薬品や忌避剤を規制する医薬品医療機器等法。
    • 家庭用製品や可燃性製品の表示事項を規定する家庭用品品質表示法および消防法。
    • 特定の家庭用製品の生産、管理、販売および配送を規制する高圧ガス保安法および有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律。
    • 廃棄物の削減、部品の再使用やリサイクルの全体的な推進に関する枠組みを提供する容器包装リサイクル法や資源有効利用促進法を含む環境関連規制。
    • また、家庭用洗浄剤や芳香剤に関する自主基準。
    • 国際農薬分析 法協議会、世界保健機関、国際連合食糧農業機関、経済協力開発機構によって発行された殺虫剤製品に関するガイドラインであるCIPAC、WHO 、FAO、OECDガイドライン。
    • また、特定の製品および製品の種類に適用するその他の規制。

  • これは当社の成分選択プログラムです。当社では、人の健康や環境を保護しながら、常に最高の製品を製造することができるよう、2001年にGreenlistプログラムを発足させました。 

    製品開発者が当社製品のために成分について最善の選択を行えるよう、それには、すべての成分が人の健康と環境に与える潜在的なインパクトについての4ステップの評価プロセスが含まれます。プログラムで評価される成分はすべて、使用が法的に認められており他社でも使用されているもです。しかし当社は独自で設けた高い基準に基づいてそれらを評価し必要な対処を行っています。

    Greenlistプログラムは、成分、および成分が及ぼすインパクトに関するクラス最高のデータを厳正かつ継続的に収集する取り組みに基づいています。2017年における新しい相互評価を含め、それは長年にわたり、数多くの専門家によって評価されてきました。

    SCジョンソン社のGreenlistプログラムの詳細については、こちらをご覧ください。

  • 必ずしもそうとは限りません。「天然」や民間療法が必ずしも安全で、効果があり、アレルゲンが少ないとは限りません。実際、当社のような会社が製品の処方時に義務づけている厳密な毒性評価に比べ、多くの天然製品は科学的検査が限られていたり実施されていなかったりします。

  • 着色料、防腐剤、香料などには重要な働きがあります。着色料は、目的の製品を使用していることが一目でわかる重要な手掛かりになります。キャンドルなどの製品では、着色料によって色を室内インテリアに合わせることができます。防腐剤は、製品をお店や家庭で保管しているときに、微生物の増殖を防ぐので、腐らずに製品が長持ちして性能を維持させます。最後に、多くの人は新鮮な香りから清潔で快適な住まいを連想し、この付加価値を提供している製品を求めています。

  • d-Limoneneは香料の基本原料で、柑橘類の果皮から抽出したオイルから蒸留されます。当社の香料の多くに、少量のd-Limoneneが含まれています。d-Limoneneに触れると皮膚に過敏症やアレルギーを引き起こすことがあるため、使用が懸念されることがあります。d-LimoneneはEU 26アレルゲンの1つです。これは、既にアレルギーを持っている人に皮膚反応を起こす可能性のある香料成分のリストのことです。

    ただし、当社では国際香粧品香料協会(IFRA)の基準に従って、これらの物質に敏感でない人にアレルギー反応を起こさないと証明されている濃度でのみ香料成分を用いるよう義務づけています。そして、d-Limoneneが使用される場合は、法律で定める規定があれば、当該製品のラベルに明確に成分を表示します。

  • Glycol etherは成分の種類です。一部のglycol etherは生殖毒性を引き起こすことが証明されていますが、この種類全体に当てはまるわけではありません。SCジョンソン社では、 国際香粧品香料協会(IFRA)の基準とSCジョンソン社の自主基準に従うglycol ether含有香料のみを許可しています。 

  • Parabenは防腐剤の一種で、化粧品に広く用いられています。当社の香料には、香りと処方を維持するために少量のparabenが含まれている場合があります。アレルギーの方も少数いらっしゃいますが、防腐剤は重要な役割を果たします。防腐剤なしでは、多くの製品が1~2週間のうちに細菌、カビ、酵母に汚染されてしまいます。したがって、最小限の効果的な防腐剤の添加は、意味があると考えています。 当社では、国際香粧品香料協会 とSCジョンソン社の自主基準を満たすparabenのみを使用しています。

  • Phthalateは、実は多くの用途を持つ大きい成分群です。当社の香料原料には含まれていません。2008年に、当社は供給元に、SCジョンソン社製品の香料からphthalateの使用を徐々に廃止するよう要求し始めました。

  • 長年、香料用のムスクは雄のジャコウ鹿のジャコウ腺から採取されていました。しかし、倫理的および経済的な理由から、ここ数十年間で合成ムスクが天然ムスクに取って代わりました。合成ムスクには多環式ムスクとニトロムスクの2種類があります。SCジョンソン社で使用する香料には、生殖毒性に関連づけられているニトロムスクは使用されていません。当社では多環式ムスク(たとえば、ガラクソリドやトナリド)を使用しています。これは家庭用品や化粧品に一般的に用いられており、毒性にも生体蓄積性にも分類されていません。つまり、環境中で増加しないと考えられています。

    とはいえ、最近の研究で、これらの多環式ムスクが血液と母乳検体から検出されました。そのような新しい情報を得た場合は、成分の分析に細心の注意を払っていますが、当社香料に含まれている多環式ムスクの配合レベルでは有害影響がまだ科学的に示唆されていません。当社の他の成分と同様に、多環式ムスクについても、新しい情報が現れた場合は、科学的に評価し、必要に応じて香料原料を変更する予定です。